スプレー缶と蛍光管のゴミ出しルールが変わります (神戸市)

2020年03月16日 |

 

  

 

神戸市は令和2年4月1日からカセットボンベ・スプレー缶と蛍光等水銀使用製品の事業系ごみの出し方ルールを変更しました。

カセットボンベ・スプレー缶 

令和2年4月1日より、お店や事業所から排出されるごみのうち「カセットボンベ・スプレー缶」(カセットコンロ用ボンベ、整髪料、殺虫剤、整髪剤、塗料などのスプレー缶(エアゾール缶)の分別収集が始まります。専用指定袋に入れて出すことになり、粗大(不燃)ごみで出すことは出来なくなります。排出時の注意事項として、中身は使い切る。必ず、穴をあけずに「カセットボンベ・スプレー缶専用指定袋」に入れて出す。他の粗大ごみは入れない、としています。

 一昨年、札幌市で起きた爆発事故を受け、カセットボンベやスプレー缶に穴を開けているときに爆発が起こったことから、穴を開けずに収集して専用の施設で処理することになり、1年足らずで受け入れ先を整備し、条例を改正しました。4月から実施するようになりました。

 他都市では、産廃扱いのケースが多いですが、神戸市では「カセットボンベ・スプレー缶専用指定袋」に収納されているものについては、事業系一般廃棄物として扱われ、収納されていないものは産廃として扱われます。

 専用指定袋は、30ℓと45ℓの2種類を用意、30ℓ用10枚で930円。45ℓ用10枚で1,380円となります。現在の粗大ごみ専用指定袋と同じ値段とし、カセットボンベ・スプレー缶は、粗大(不燃)ごみと別々に出すことになり、一般廃棄物収集運搬許可業者に委託して出すことになります。

カセットボンベ・スプレー缶 専用指定袋

蛍光管等水銀使用製品

蛍光管・水銀体温計・水銀血圧計など水銀が使用されている蛍光管については、割れている、割れていないにかかわらず、お店や会社が排出する場合、令和2年4月1日からは「粗大(不燃)ごみ」では出せず必ず産業廃棄物(金属くず、ガラスくず)として処理することとなりました。水銀が使用されていないLED蛍光灯や白熱電球については水銀が使用されていないので、大量又は継続的に発生しないのであれば、従来どおり「粗大(不燃)ごみ」として扱われます。

神戸市はこれまで「水銀使用製品」である蛍光管でも少量であれば「一般廃棄物」として受け入れていましたが、平成29年8月に「水銀に関する水俣条約」が発行し、国内においても、平成29年10月1日から施行された「廃棄物処理法施行令及び施行規則」で「水銀使用製品産業廃棄物」の収集運搬方法や処分方法について、新たな基準が追加され、適切な処理が求められています。神戸市には、水銀を適切に処理できる施設がなく、他の産業廃棄物と同様、排出者責任の原則に立ち戻り、産業廃棄物として処理することとなりました。

 

参考資料:神戸市

『排出事業者のみなさまへ~神戸市から大切なお知らせ~』

 ごみリーフレット

 www.city.kobe.lg.jp
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/31486/jigyokeirulekaiseiomote.pdf
 www.city.kobe.lg.jp
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/31486/jigyokeirulekaiseiura.pdf

 

 

 

 

 


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