「暑さ」はもう他人事じゃない — 深刻すぎる“地球の叫び”
2025年06月25日 | トピックス
2024年の日本を襲った記録的猛暑。“もはや温暖化ではない、地球は沸騰している”というグテーレス国連事務総長の警告が、現実となった夏でした。平均気温は観測史上最高を更新し、熱中症搬送は過去最多。農業、エネルギー、物流など社会インフラ全体に深刻な影響が及びました。
異常な夏に潜む“都市の過熱”の真実
猛暑の原因は、言うまでもなく「地球温暖化」。そこに重なるのが、都市部に特有の「ヒートアイランド現象」です。アスファルトやコンクリートが日中の熱を蓄え、夜も気温が下がらない都市では、体感温度がさらに上昇。人命やインフラへの負荷が倍増しています。
さらに悪化する見通し:“1.5℃”が目前に
世界気象機関(WMO)は「2025〜2029年に平均気温が1.5℃を超える確率は70%」と予測。80〜86%の確率で少なくとも1年は記録的猛暑になるとされ、さらに「一時的に2℃超」が起こる可能性も初めて指摘されました。
この予測は単なる数字ではなく、次の夏に“平年よりさらに数℃高い”可能性を示しており、対策の緊急性を物語っています。
次の夏、私たちは“どう守る側”になるか
- 公共の整備から:
- 個人の工夫として:エアコンに頼るだけでなく、遮熱カーテンや日除け服、水分補給の工夫など“使いこなし”が鍵。
- 社会的な対応として:
気候変動は“未来”ではなく“今”
- 2024年の猛暑は、「気候リスク」が現実の脅威であることを突きつけました。
- 「1.5℃ライン」は目前。もはや避けられない現実です。
- 万博をきっかけに生まれる技術が、都市づくりや日常の対策として役立ち始めています。
- そして未来を左右するのは、私たち一人ひとりの“小さな選択”と“社会の動き”です。
次の夏を「暑かったね」で終わらせず、「あの経験が転機だった」と言えるように。今、何を選び、どう動くかが鍵になります。
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