産廃のリサイクルに活用され始めているロボット

2017年12月01日 |

産廃だけではなく他の廃棄物も合わせての量ですが、日本は年間約5億トンもの廃棄物を排出しています。廃棄物焼却場の数はなんと世界1位。それだけ他の国よりも廃棄物が多いということです。

地球温暖化防止のために二酸化炭素の排出量を減らしていこうという風潮の中、産廃の処理は大きな課題です。

「いかに産廃の量を少なくするか」「いかに有害ガスをなくして産廃を処理するか」ということはもちろんのこと、「どうリサイクルしていくか」ということも課題として挙げられています。

産廃は廃棄物の中でも特に多くの量を占めており、産廃の適正処理と再資源化は生活環境の保全と循環型社会形成を推進するために必須だと言われています

産廃処理分野における3R

3Rとは、以下の3つの取り組みで廃棄物や、廃棄物による環境への悪影響を少なくしようという取り組みです。

  1. リデュース(ごみの発生抑制)
  2. リユース(再使用)
  3. リサイクル(ごみの再生利用)

3Rは産廃処理分野だけでなく、一般の廃棄物分野でも使われている言葉です。排出量の多い産廃処理分野が3Rに取り組むことは、環境に大きな影響を与えます。

産廃マニフェストはリサイクルにも役立っている

産廃マニフェストは、基本的に『産廃の管理』のためにやり取りされている伝票です。1番の目的は産廃の不法投棄や不適切処置防止となっています。

そのために産廃の種類や量を情報としてやり取りすることになりますが、この産廃の情報が、リサイクルできるものの区別や減量化が可能になります。

産廃マニフェストをやり取りするだけで、環境保全に役立っているのです。

人の手では難しいことをロボットに

産廃は量が膨大なので、リサイクルをするために分別するだけでも大変なコストが掛かります。それだけでなく、労働リスクや環境汚染リスクが高いことも問題視されています。

産廃の粉塵などを吸い込んで体調不良になってしまったり、産廃処理の機材に挟まれて怪我をしてしまったりなど、多くのトラブルが報告されています。

産廃を確実に効率よくリサイクルするために、人をそうしたトラブルから守るために。様々なロボットが開発され続けているのです。

産廃のリサイクルに役立っているロボットの一例を紹介いたします。

コンクリートを粉砕してその場でリサイクルする『ERO』

老朽化したコンクリートの建物を解体する際には、様々な問題があります。都市部にあるコンクリートをその場で破壊するため、粉塵が町に舞ってしまうことが第一として挙げられます。

産廃として扱われる解体した後のコンクリートも問題となっていました。コンクリートと鉄筋はがっちりと合体してしまっているので、簡単には分別できません。

コンクリートと鉄筋は全く異なる素材なので、分別できなければリサイクルが難しくあります。

これらの問題を解決したのが『ERO』というロボット。高圧ジェット水流でコンクリートを粉砕する仕組みです。

水を使うことで、粉塵が湿気を含むため舞い上がりにくくなり、環境への影響も最小限に抑えることが可能に。コンクリートと鉄筋を含んだ水を吸い上げて分離させることで、産廃の分別もその場でできるようになりました。

産廃を人工知能で選別する『ゼンロボティクスリサイクラー』

『ERO』はスウェーデンで開発されたロボットで、まだ日本の産廃業界では使われていません。現在、導入されて話題になっている産廃関連のロボットはフィンランド製の『ゼンロボティクスリサイクラー』です。

『ゼンロボティクスリサイクラー』は人工知能を搭載しており、自動で産廃を選別するロボットです。

産廃の選別作業は人の目で判断する必要があるため機械化できないとされていました。しかし、人工知能の発達によって実現できたのです。

循環型社会を目指してロボットを活用

産廃マニフェストの導入は、リサイクルだけでなく不法投棄や不適切処理の防止のために始まりました。

産廃マニフェストの効果は大きく、産廃に関連するあらゆる問題が解決されてきました。

産廃の次の大きな課題は、産廃のリサイクル体制をしっかりと敷くということです。そのために廃棄物発電など、産廃をリサイクルする方法とシステムが導入され始めています。

システム化できる作業をロボットに任せることで、膨大な量の産廃が処理できるようになり、リサイクルも現実的なものとなってきました。

産廃マニフェストがどんな役割を果たしているのか知らないと億劫に感じられるかもしれませんが、このような役割を持っているとわかると、積極的に提出しようという心持になれるのではないでしょうか。


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