【食品リサイクル ③】 食品廃棄物からバイオガス発電

2019年03月29日 |

食品廃棄物を電力に変える

油の話題が二つ続いたので、今度はガスの話題。といっても、原材料は食品廃棄物なのは上と同じ。

横浜市にある食品のリサイクル会社が、新工場で食品廃棄物を発酵させ、発生したメタンガスを燃料に発電を始めた。稼働後4カ月になる。新工場には、ピット、破砕機、発酵槽、ガスタンク、発電機などが設置されている。発電量は約1,100万キロワット時/年。

(一般家庭の約3,000世帯分の年間使用電力量相当)電力子会社へ売電している。

 一般廃棄物40トン、産業廃棄物40トン、計80トンを一日で処理できる。許可品目は、産業廃棄物としては食品工場などから出る動植物性残渣と汚泥、一般廃棄物はコンビニやスーパーなどから発生する事業系食品廃棄物である。

同社はセキュリティ対策にも万全を期しており、第三者が立ち入れないエリアに立地した工場には、施設搬入や搬出のセミオープンゾーンと施設内クローズドゾーンの要所に防犯カメラを設置。中央監視室でプラント内の監視を行うなど、24時間体制での保安・警備を行っている。

CSRの観点から高まる食品リサイクルへの関心

近年食品リサイクル率への関心が高まり、焼却処分によらない微生物の働きによって再生可能エネルギーを創出する都心での新たなリサイクル施設は注目を集めている。

コンビニなどの期限切れ弁当などの廃棄が問題となっているが、同社のようなシステムを利用し、廃棄食物の再利用をすれば、CSR(企業の社会的責任)もある程度果たすことができるであろう。

 


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