産廃処理の流れと収集・運搬業務の重要性

2017年10月17日 |

【産業廃棄物処理の内容】

産業廃棄物は①収集運搬 ②中間処理 ③最終処分の3つの工程からなります。

1.収集運搬
排出事業者から出た産業廃棄物の性状を変えることなく中間処理施設や最終処分場へ運搬

2.中間処理
産業廃棄物の減容・安定化・無害化・資源化

3.最終処分
産業廃棄物を最終的に処分するための埋め立て処分・隔離保管等

排出事業者から発生した産業廃棄物は収集、中間、最終処分といった工程を経て環境に悪影響を与えない方法で処分されます。

産業廃棄物は排出場所から産業廃棄物を適切に処理できる場所まで運ぶ必要があります。産業廃棄物処理業者が廃棄物や資源を収集し、指定の処分場・リサイクル施設へ運搬することを総称して①収集運搬といいます。

中間処理とは、最終処分を行うために、脱水や焼却・中和等を行うことを言いますが、中間処理にはまず廃棄物の分別や、粉砕による減量化が必要です。

これらの処理を行う施設を中間処理施設と言い、中間処理には最終処分あるいはリサイクルのための前処理という重要な目的があります。中間処理をすることによって産業廃棄物の全発生量の約半分が、再利用可能な資源に生まれ変わっています。

中間処理を経て、最後に残った産業廃棄物は最終処分されることになります。

最終処分とは、産業廃棄物を適切に処理したうえで、土の中に埋め立てたり、海に投棄して、その場所で産業廃棄物を保管し続ける処理方法のことです。

埋め立てられた産業廃棄物は、それ以上腐敗などの変化を起こさなくなり、周囲の環境にも影響を及ぼさない状態にすることを安定化といいます。

 

【収集運搬の重要な任務】

収集運搬とは先に説明した様に排出事業者と産業廃棄物処理業者、あるいは産業廃棄物処理業者と産業廃棄物処理業者の間で産業廃棄物を実際に動かすことです。

収集運搬が機能しなくなると産業廃棄物を動かすことは不可能となります。収集運搬業は、収集運搬のみならず、処理・処分の円滑化にも重要な役割を持っている位置にいます。

発生源から中間処理施設・最終処分場まで移動させる大事な立場でもあり、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的としています。

運搬にはトラックなどの車両が多く使用されますが、船舶や鉄道などを使用する場合もあります。

収集運搬は産業廃棄物を外部に飛散流出させることなく目的地まで無事に運搬させる事が必要ですので、産業廃棄物の具体的な性状に応じて最適な運搬車両や運搬容器が選択されています。


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